直管係長〜JZX100 CHASER TOURER−V〜

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自家塗装(缶スプレーで塗装します!)−JZX100 チェイサー ツアラーV−
〜DIY・缶スプレーを使って自家塗装!〜
(更新日:‘06/3月)


Private Tune・青空板金  直管係長〜JZX100 CHASER TOURER-V〜

DIY自家塗装(市販の缶スプレーで塗装) 〜JZX100 チェイサー ツアラーV〜
直管係長〜JZX100 CHASER TOURER-V〜  −外観音量重視−

ドリフトにはどうしても‘破壊’が付きものです。好きでぶつける人はまずいないと思いますが、自分の腕を上げる為にちょっと無理してささる事は多々あります。フェンダー交換程度でもお店に出せば修理代は5万円位かかります。またエアロパーツなども壊したりして私もよく交換しています。
そんな時、少しでもお金をかけない為にも、簡単な板金、塗装位は自分でやるようにしています。はじめの頃はお店にお願いしていましたが、あまりにもお金がかかりすぎるので嫌でも自分でやるようになってしまいました。だから私の場合、オールペンする時はいつも、自分で補修できるようにソリッドカラーにしています。
ここでは私なりの市販の缶スプレーを使用したDIY、塗装の方法を紹介します。あくまで私の過去10年位の経験の中で生まれた方法なので良い、悪いは別にして下さい。おかげで缶スプレーの不良品まで解るようになりました。以前、買ってきた缶スプレーがガスが少なかったらしくちょっと勢いの無い物がありました。迷わずお店にクレームを出したら‘缶スプレーのクレームは初めてです’と言われました。商品は交換してくれたので良かったですが....。とりあえず、エアロパーツ程度でしたら艶はバッチリ!です(上の写真見てください。もちろん、プロには負けますが...)。


「天下の1JZ」  直管係長〜JZX100 CHASER TOURER-V〜


■ 私なりの自家塗装のポイント ■
○快晴&無風の日に作業をする。
  基本は青空塗装なのでこれは絶対条件です。屋根があったとしても湿気で艶が出ません。風があるとほこりが塗装面に付着しますので、風のある日はやばいです。

○湿度のある日は厳禁!
  これも雨の日同様、湿度がある日は塗装が‘かぶる’ので絶対に不可です。理想の塗装日和は冬の快晴の日で、とても乾燥して いる日です。夏は湿度が高い日が多いのであまりお勧め出来ません(私も夏場は結構これでやられました)。乾燥している日の判別方法は冬を例にしますと、外で遊んでいる時に‘ニカッ’とすばらしい笑顔をした時、唇がピキッとひび入れば間違いなくとても乾燥しています。その上快晴でしたら迷わず塗装するのがベストです!

○場所の確保
  塗装粉が結構飛び散る上、匂いもキツイので近所に迷惑かからない様にします。

○塗装はパーツ単位でやる。
  こすった部分だけ塗装するという事はしません。ぼかし剤を使用してもきれいにならないので、フェンダーの一部分だけこすったとしてもフェンダー1枚塗ります。またドアの下部の一部分を補修する時もモールから下の部分を全て塗装します。ようは区切りのある部分で仕切って塗装すれば見栄えはキレイになるし、補修の跡も目立ちません。

○クリアーは使用しない
  フィニッシュにクリアーを吹いても逆に艶が半減したことがあるので(腕のせい?)私は使用しません。また見栄えもほとんど変わらないのであればお金がもったいないので必要ありません。

○缶スプレーの説明書通りにやらない
  確かに説明書通りやればある程度きれいに出来ます。が、私から言わせてもらうと説明書通りやっても艶があまいです。

○大物はプロに依頼
  私の缶スプレーを使用した自家塗装で艶を全体的に出せるのはせいぜいドア1枚が限界です。見た目重視の私としてはうまく出来ないと思ったら迷わずプロにお願いします。


■ 用意する物 ■

DIY自家塗装(市販の缶スプレーで塗装) 〜JZX100 チェイサー ツアラーV〜 今回はサイドステップを塗装するので缶スプレーは3本、耐水ペーパー#320と、#800を1袋ずつ。あと今回は傷も直す為、うす塗りパテも購入。総額¥4,000位です。
後は状況に応じてサフェーサー、シリコンオフ(油分を無くす)、塗装接着剤(本名は知らない)、クリアーなど用意すればいいと思います。あくまでポイントは安くきれいに!という事を忘れずに。グッズを揃えすぎてあとあと高くなったら意味ありません。
備考
缶スプレーの内訳・・・1本はサイドステップ左右分の下地用、1本は右側の本塗り用、1本は左側の本塗り用、計3本です。



■ 作業開始 ■

@ DIY自家塗装(市販の缶スプレーで塗装) 〜JZX100 チェイサー ツアラーV〜 i以前サーキット用に使用していたファイナルコネクションのサイドステップを町乗り用にするので補修をして塗装します。ひび割れや下をこすっているのでとりあえずパテ盛りもしないといけません。この傷を見ると日光サーキットのゼブラによく乗り上げていたのを思い出します。
なんせこのサイドステップは嫁からの結納返しでもらった物なのでこのままだとまじでやばいです。

A DIY自家塗装(市販の缶スプレーで塗装) 〜JZX100 チェイサー ツアラーV〜 とりあえずひび割れしている所を粗めのペーパーで下地処理をしてうす塗りパテを盛り、すきまを埋めます。ひび割れしている所をそのままにして塗装すると余計に‘ひび’が目立ちます。‘ひび’のまわりの塗装が厚くなってしまうからです。

B DIY自家塗装(市販の缶スプレーで塗装) 〜JZX100 チェイサー ツアラーV〜 パテが完全に硬化してから(約1時間位)#320のペーパーを使用してパテ盛りした所を中心に水を使用しながら磨きます。ポイントはパテがほとんど無くなる位まで削ります。(傷の部分はしっかり埋まってます。)その後はペーパーの目を上げていきながら全体をしっかりペーパーがけをします。ここでペーパーがけの手を抜くと塗装した時、塗料をはじいたり、きれいに塗れたと思ってもステッカーなどを貼ってはがす時に塗装まで一緒にはがれてしまします。このペーパーがけをしっかりやっておけば正直、シリコンオフなど使用なくてもOKです。
この部分は塗装の上でとても重要なので、気合を入れてやっておきます!

C DIY自家塗装(市販の缶スプレーで塗装) 〜JZX100 チェイサー ツアラーV〜 ペーパーがけが終わったら、キレイなタオル(油分が付いていない物。)で拭き取り水分を完全に飛ばします。

D DIY自家塗装(市販の缶スプレーで塗装) 〜JZX100 チェイサー ツアラーV〜 いよいよ塗装に入ります。缶スプレーのパワーを上げる為に熱湯の中に缶スプレーをインサートします。これをやるとやらないではかなりパワーが違います。吹く面積が広ければ広い程、大きな物をきれいに艶を出して塗る事が出来ます。
以前使用した缶スプレーの残りがあったのでとりあえずこれも使用します。(1回使用した缶スプレーはあくまで下地、パーツの裏などに使用する事。本塗り(仕上げ)用に使用するときれいに吹けない時があります。)
個人的にはホルツよりもボディーペンの方が好きです。

E DIY自家塗装(市販の缶スプレーで塗装) 〜JZX100 チェイサー ツアラーV〜 熱くなった缶スプレーを上下にしごきます(振ります)。ポイントは、イキそうになっている時に母ちゃんが階段を登ってきて、やめるか出すか?と迷い、出す!と決めて激しいピストンをする位、上下にしごきます。ちなみに私は利き手が右なので右の方が得意です。しかも神の領域!

F DIY自家塗装(市販の缶スプレーで塗装) 〜JZX100 チェイサー ツアラーV〜 使い古しの缶スプレーを使用して、裏面、下塗りをします。この段階では塗装がカブっていても気にしなくてOKです。これを全体に何回か繰り返します。
缶スプレーは横や逆さにして使用するとパワーが無い上、ガスだけ抜けてしまいますので垂直にしてまっすぐ吹くようにします。

G DIY自家塗装(市販の缶スプレーで塗装) 〜JZX100 チェイサー ツアラーV〜 これは下塗りが終了した段階の写真です。ちょっとわかりずらいですが白くなっている所がカブっている所です。これは湿気のある日などは全体がこの様になります。また普通の人はこのあとにペーパーをかけ、コンパウンドで磨いて艶を出す訳ですが、私はそんな面倒な事はしません。ここからが直管係長の本領発揮です。

H DIY自家塗装(市販の缶スプレーで塗装) 〜JZX100 チェイサー ツアラーV〜 本塗りをします。ここが艶を出すポイントです。取説には‘30cm位離して塗料を吹く’と書いてありますが、そんなんじゃカブるだけで艶は出ません。
ポイントは
・10cm位の近距離から吹く
・写真の矢印のように常に同じ方向に塗装面の端から端へ吹く。
・1度噴射ボタンを押したら塗装面の途中でやめない。カブる原因、また垂れの原因にもなります。
・艶を出す面だけ塗る。裏面など見えない部分をこの段階で塗ると塗料粉が飛び散ってカブりの原因になります。
以上を厳守します。言葉ではうまく説明できませんが、この本塗りで1本使います(サイドステップでは)。1度吹いたら乾く前に2度目を、また乾く前に3度目を吹く。これを何回も繰り返し厚塗りします。しかも噴射ボタンは押しっぱなしです。ようは塗料が垂れる寸前が一番艶が出ます。

I DIY自家塗装(市販の缶スプレーで塗装) 〜JZX100 チェイサー ツアラーV〜 DIY自家塗装(市販の缶スプレーで塗装) 〜JZX100 チェイサー ツアラーV〜
完成です!
どうですこの艶!ちゃんと鏡のように反射しています。ただ多少のほこりと噴射ミスによるカブりはありますが自分的にもまあまあな出来です。取付ければ気にならないレベルです。
塗装後、一切、ペーパーやコンパウンドを使用していません。もちろんそのお陰で磨き傷も一切ありません。





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