ｸｰﾗﾝﾄ交換・２（ORC）交換　直管係長～JZX100 CHASER TOURER-V～



			まず最初にバンパーを取外します。私のはタイラップとネジ１本で取付してあるので、簡単に脱着可能です。




	次に運転席側をジャッキアップ。冷却水のドレンコックが助手席側にあるからです。その後アンダーカバーを外したら、写真右のようなコックがあります。このコックを緩めたら、冷却水が排出されてきます。このドレンコックは手で緩める事が出来ますので、特に必要な工具はいりません。でも初めてやる場合はちょっと硬いかもしれません。私のは頻繁にヤってるのでガバガバ？です（笑）。




	次に冷却水を抜き取ります。ラジエーターキャップを外し、ドレンコックの所にバケツを用意。クーラントは有害なので、垂れ流しは厳禁です。その後、ドレンコックを緩めます。古いクーラントが景気良く出てきます。ちなみに、抜き取ったクーラントは、いつものスタンドで回収してもらいます。




	抜き取ったクーラントは、だいたい７～８Ｌ位。この抜いたクーラントをじっくり観察。特に異物は混じってないので良好のようです。もし、錆や変な物体とかが混じってると、ラジエーターが逝きかけてる証拠。場合によってはエンジンも・・・・・、という事も考えられますので、抜き取ったラジエーターをじっくり観察した方が良いと思います。




	で、次にラジエーター内部の洗浄をします。このＯＲＣのクーラントは説明書きに「他のクーラントが混ざると性能を発揮出来ない・・・・」と書いてあります。何か上手い「逃げ」の感じもしますが、ここは説明書きの通り、極力古いクーラントを抜き取るように頑張る事にしました。完璧に抜きかえるのは至難の業ですからね。洗浄方法は、古いクーラントを抜いた後、ドレンはそのまま開けっ放しで水を注入！　ドレンから排出される水が、透明になるまで行います。この間だけは垂れ流し・・・・。スイマセン！




	上の洗浄では、ラジエーター内部の古いクーラントに関しては、完璧に抜き取る事はできますが、エンジン内部のクーラントまでは抜き取る事が出来ません。なので一度ドレンを締めて水を満タンに注入。その後エンジン始動＆ヒーター全開！要はエア抜きと同じ方法です。しばらくアイドリングさせた後、再びドレンコックを緩め排出。これを何度か繰り返す事で、エンジン内部のクーラントも排出されるようになります。結局これを４回位やったかなぁ？それでも写真左のように、まだ赤いクーラントが出て来ます。なので再び抜き取り・・・・・・・。そんな事を行ってる間に、リザーバータンクも洗浄しておきます。




	結局、６回位入れ替えしたかなぁ？ようやく無色透明な感じになりました。完璧に抜き取るには日が暮れそう。なので、ここでＯＫという事にしました。ここでようやく念願のＯＲＣをインサートです！しっかりとドレンコックを締めます！閉め忘れてタレ流しってのは辛いですからねぇ・・・。買えば高いんだろうなコイツは・・・（笑）。ラジエーターの口いっぱいまでＯＲＣを入れます。今回はちょっとエア抜きしてる間に違う作業をやりたかったので、今回は、簡易エア抜きマシーンを使いました。定番の「ペッドボトル改」です（笑）。これはペッドポトルの口を切り、ガムテープでラジエータの口に合せたマシーンです。多少はにじんできますが、１０分程度目を離していてもＯＫです。多い日も安心？！（笑）。いつもはじっくり見てるんですけどねぇ。色々やらないといけない事があるもんで（笑）しかし色が綺麗だなぁ。いかにも夏っぽいブルーです！今日は超暑いので、何となく飲みたくなってきますねぇ！！




	ＯＲＣのクーラントをインサートした後、エア抜きを開始です。エンジンを始動してヒーターを全開にします。後はしばらく放置プレイでＯＫ。他の作業を行う事が出来ます。特に今回は簡易マシーンを使用してるので楽チンです。ただサーモが開いてくると、ボコッボコッ！っという具合にエアが抜けてきます。その度にこのＯＲＣを飲み込んでくので、たまに見に来てクーラントの補充が必要です。




	結局１時間位アイドリングさせてたかなぁ？ようやくエアが出て来なくなったので、ここで終了にしました。後はしっかりラジエーターキャップを締めて、リザーバータンクも設置。そして目盛りよりちょい多目にクーラントを入れておきます。これで作業は終了。後はちゃんと効果があるかどうか・・・・・。次のサーキット走行が楽しみだなぁ！！